クロスのカビを放置していては、健康被害に悩まされることもあります。
アレルギー性鼻炎
カビの胞子を吸い込むことにより、鼻水や咳、くしゃみなどを伴うアレルギー性鼻炎を発症することもあります。
気管支肺アスペルギルス症
クロスに生えるカビのなかにはアスペルギルスというカビの胞子がいます。
これを吸い込むことによって免疫力が低下したり、咳や息切れ、喘息のような症状も出てきます。
シックハウス症候群
アスベストによって認知されたシックハウス症候群ですが、カビでも発症します。
鼻水、喉の乾燥、頭痛、湿疹などの健康被害が報告されています。
クロスにカビを見つけたら、すぐに対処するように心がける必要もあります。
しかし、いくらクロスを張替えてもまたカビが発生するなら、壁のリフォームを考えてみても良いでしょう。
その際におすすめなのは、漆喰の塗り壁です。
クロスは張替える手間もかかります。壁そのものにカビが生えにくい工夫を施すことで、健康被害も少なくなります。
伝統的な素材の漆喰は、強アルカリ性です。
カビが繁殖しずらいのが特徴です。
もちろん、漆喰の壁となると和モダン素材ですから使用できる場所も限られます。
しかし、健康第一で考えるなら、和室など適材適所に用いることで大きな効果を発揮できることは確かです。